
ねぇ、うちのLDKって計画だと18畳くらいだよね?友達の家は20畳以上あるって言ってたし…正直、狭く感じないかちょっと心配だなぁ。

うん、確かに数字だけ聞くと不安になるよね。でも大丈夫!実は18畳LDKって、工夫次第で20畳以上の開放感を出すことができるんだ。僕たちの家づくりでも、そこは一番こだわったポイントだからね!
これから家づくりを始めるあなたも、こんな会話をしていませんか?
マイホーム計画の中でも、家族が一番多くの時間を過ごすLDK(リビング・ダイニング・キッチン)。誰もが「開放的で、おしゃれで、居心地のいい空間にしたい!」と夢見ますよね。
でも、予算や土地の制約から、確保できるのは「18畳」前後というケースは非常に多いです。
「18畳LDKって、実際どうなの?狭い?」
「ソファやダイニングテーブルを置いたら、ギチギチにならない?」
「後から『もっと広くすればよかった…』って後悔したくない!」
僕も家づくりを始めた頃、全く同じ不安を抱えていました。でも、ご安心ください。
結論から言うと、18畳LDKは決して狭くありません!
むしろ、設計段階のちょっとした工夫と、入居後のインテリア選びで、驚くほど広く、明るく、そして家族みんなが心からリラックスできる自慢の空間にすることが可能です。
この記事では、僕が自身の注文住宅で実践した「18畳LDKを最大限に広く、快適に見せるための全知識」を、具体的な体験談や成功の秘訣を交えながら、余すことなくお伝えします。
- 【設計編】 後からでは直せない!家づくりの計画段階で絶対にやるべき7つの重要テクニック
- 【インテリア編】 入居後でも効果絶大!空間をさらに活かす5つの実践アイデア
家づくりの打ち合わせでそのまま使える知識から、引っ越し後の家具選びのヒントまで。この記事を読めば、あなたのLDKが理想の空間に変わる具体的な方法がすべて分かります。
さあ、僕と一緒に「広く快適な18畳LDK」計画をスタートしましょう!
結論:18畳LDKは狭くない!工夫次第で「20畳以上の開放感」は作れる
「本当に18畳で大丈夫?」
その不安、痛いほど分かります。でも、もう一度言わせてください。工夫次第で、18畳LDKは驚くほど快適な空間になります。
そもそも、なぜ僕たちはリビングを「広く見せたい」のでしょうか?
それは単に物理的な広さだけでなく、視界が開けた空間がもたらす心理的なリラックス効果や、心のゆとりを求めているからなんです。天井が高かったり、視線が遠くまでスッと抜けたりする空間って、なんだか気持ちがいいですよね。
広く見えるリビングには、こんなにたくさんのメリットがあります。
- 家具レイアウトの自由度が上がる
- 家族や友人が自然と集まる居心地の良さ
- 視覚的な広がりが心の安定につながる
- モノが散らかって見えにくくなる
- 子供がのびのびと安全に過ごせる
物理的な2畳の差を追い求めて予算を上げるよりも、「広く見せる工夫」に投資する方が、よっぽど満足度の高い家づくりができると、僕は確信しています。
実際に我が家も18畳LDKですが、遊びに来た友人からは「え、もっと広くない?20畳以上あるかと思った!」と驚かれることがほとんど。これは、設計段階から徹底的に「広く見せる工夫」を詰め込んだからに他なりません。
では、その具体的な工夫とは何なのか?まずは、多くの人が陥りがちな「狭く見える原因」から見ていきましょう。
なぜ狭く感じる?設計でやりがちな「18畳LDK」後悔ポイント5選
「せっかくの注文住宅なのに、なんだか圧迫感がある…」そんな悲劇を避けるため、先輩たちが陥りがちな「狭見えリビング」のNGポイントをしっかり押さえておきましょう。

うわー、これ、家づくりの打ち合わせで僕も迷ったポイントばっかりだ…。知らずに進めてたら危なかったかも。
1. 間取りの罠:「抜け感」のない動線とデッドスペース

- ギクシャク動線: リビング内の移動で何度も迂回が必要だと、体感的に狭く感じます。
- 長すぎる廊下: LDKにたどり着くまでの廊下が長いと、その分リビングに使える面積が削られてしまいます。
- 家具配置後の通路: ソファやダイニングを置いたら通路が60cm未満に…これは最悪のパターン。置きたい家具のサイズは設計段階で伝えるのが鉄則です。
- 圧迫感のあるリビング階段: 開放感が魅力のリビング階段も、リビングに入ってすぐ目の前にあると視線を遮り、圧迫感の原因になります。
2. 窓の罠:ただ大きければ良いわけじゃない

- 「視線の抜け」がない窓は、ただの壁と同じ。
- お隣の壁しか見えない窓: 大きな窓でも、開けた先がすぐ隣家の壁では開放感ゼロ。視線が遠くまで抜ける場所に設けるのが重要です。
- 低すぎる窓: 窓の位置が低いと家具で隠れがち。視線が下がり、広がりを感じにくくなります。
- 開けられない窓: 「お隣さんの視線が気になって一日中カーテン閉めっぱなし…」では本末転倒。高窓(ハイサイドライト)や型板ガラスを効果的に使うべきです。
3. 天井・壁の罠:暗い色がもたらす圧迫感
- 暗い色・濃い色の壁紙: 黒やダークブラウンなどの「収縮色」は、部屋全体を狭く見せます。使うならアクセント程度に。
- 存在感が強すぎる梁(はり): 構造上必要な梁も、天井を分断し、低く見せる原因に。「見せ梁」としてデザインしない限りは隠すのがベターです。
4. 建具(ドア)の罠:壁から浮いた色が空間を分断する
- 壁と違う色のドア: 白い壁に濃い木目のドア、のように色が違いすぎると、ドアの存在感が際立ち、空間がブツブツと分断されて見えます。
- 開き戸が生むデッドスペース: 開き戸はドアが開閉する分のスペースが無駄になります。引き戸、特に上吊り引き戸なら空間を有効活用できます。
5. 収納の罠:モノの住所が決まっていない

- 後付けの収納家具: 設計段階で収納が不足していると、入居後に収納家具を買い足すことに。これが圧迫感の原因No.1です。
- 生活感の丸出し: 郵便物、子供のおもちゃ、カバンなど、リビングに集まるモノの「定位置」がないと、あっという間に散らかります。
これらの後悔ポイント、ドキッとした方も多いのでは?でも大丈夫。今からご紹介するテクニックで、これらすべてを回避できます!
【設計編】後悔しない!家づくりで実践した「広く見せる」7つの神テクニック
お待たせしました!ここからは、僕が家づくりで実際に取り入れて「これは効果絶大だった!」と実感している、リビングを広く見せるための具体的な設計テクニックをご紹介します。
完成してからでは変更できない部分だからこそ、しっかり検討してくださいね。
① 空間の「つながり」と「抜け」を創る間取り計画
広く見せる基本は、「視線がどこまで遮られずに通るか(視線の抜け)」を意識することです。

LDKだけじゃなくて、隣の和室まで視線が抜けると、すごく広く感じるのよね。

そうそう!壁で区切るんじゃなくて、空間を緩やかにつなげるのがポイントなんだ。

- LDK+αのゆるやかなつながり
LDKに隣接して畳コーナーやキッズスペースを設けるなら、壁で完全に区切らず、床材を変えたり、低い間仕切りを使ったりして緩やかにゾーニングしましょう。空間に奥行きが生まれ、視覚的な広がりが生まれます。 - 「対角線」を意識した窓配置
リビングの入口から見て、一番遠い対角線上に窓や掃き出し窓を設けると、視線が自然と外へ誘導され、最高の開放感が得られます。 - 廊下はミニマムに
玄関からLDKまでの長い廊下は空間を細切れにします。可能なら廊下をなくし、玄関ホールから直接LDKに入れる間取りを検討しましょう。 - 縦長LDK vs 横長LDK
どちらにもメリット・デメリットがあります。- 縦長: 奥行きを活かしやすい。ダイニングとリビングの空間を分けやすいですが、奥が暗くなりがちなので窓の配置が重要。家具は壁際に寄せて中央動線を確保するのがセオリーです。
- 横長: 大きな窓を取りやすく、明るく開放的な空間にしやすい。ダイニングとリビングが一体化しやすい一方、壁面が少なくなるので収納計画がより重要になります。
② 天井のデザインで「縦」の開放感をプラスする

横方向だけでなく、「縦」への意識も開放感アップの重要な鍵です。
- 憧れの勾配天井・吹き抜け
縦への視線の抜けが生まれ、圧倒的な開放感をもたらします。ただし、冷暖房効率の低下、音・匂いの伝播、コスト増といったデメリット対策は必須。特に高断熱・高気密であることと、シーリングファンの設置はセットで考えましょう。 - 吹き抜けが無理でも諦めない「折り上げ天井」
我が家が採用したのがコレ!天井の中央などを一段高くするデザインです。視覚的に天井が高く見え、間接照明を仕込むことでグッとおしゃれな雰囲気に。比較的コストを抑えつつ、開放感を演出できるので本当におすすめです。
③ 床の色と素材で足元からスッキリ見せる

部屋の中で大きな面積を占める床の色は、空間の印象を決定づけます。
- 広く見える床材の色は「明るい色」一択!
広く見せたいなら、ホワイト、アイボリー、ベージュ、明るいナチュラル系の木目など、光を反射する明るい色を選びましょう。迷ったら、とにかく明るい色を選ぶのが鉄則です。 - フローリングの「向き」も意識する
一般的に、部屋の長手(ながて)方向にフローリングを貼ると、視線が奥へと誘導され、奥行き感が増して広く見えると言われています。
④ 窓の配置と性能で光と景色を最大限に取り込む

明るさと外への抜け感は、広見えの最重要ポイントです。
- 大きな窓で内と外をつなぐ
庭やバルコニーに面する壁には、床から天井近くまでの高さがある掃き出し窓を採用しましょう。内と外の境界が曖昧になり、リビングが外へと続いているような広がりを感じられます。 - 高窓(ハイサイドライト)でプライバシーと採光を両立
壁の高い位置に設ける横長の窓は、周囲からの視線を気にせず、安定した光を部屋の奥まで届けてくれます。空が見えることで、縦方向への抜け感も生まれます。 - 【必須】窓の性能は絶対に妥協しない
大きな窓を採用するなら、窓の断熱性能は室内の快適性と光熱費に直結します!複層ガラス(ペアガラス)や樹脂サッシなど、性能には妥協しないこと。初期費用は上がりますが、長い目で見れば絶対に元が取れます。
⑤ 壁と建具の色を統一して圧迫感を消す
これは僕が家づくりで一番こだわって、大正解だったと断言できるポイントです。
ドアの色が壁から浮くと、それだけで空間が分断されて狭く見えます。ドアの色を壁のクロスと合わせるか、非常に近い色(オフホワイトなど)を選ぶことで、ドアが壁に溶け込み、空間がシームレスにつながって見えるんです。
さらに、床から天井までの高さがある「ハイドア」を採用すれば、縦のラインが強調されて天井が高く見える効果も。予算が許せばぜひ検討してみてください。

さらにスイッチはニッチにまとめてあまり圧迫感をださないようにするのもおすすめだよ!

⑥ 「多灯分散照明」で空間に奥行きと上質感を演出

部屋の中央にシーリングライト1つ、という考えはもう古いかもしれません。
複数の照明を効果的に配置する「多灯分散照明」なら、必要な場所を明るくしつつ、光に濃淡が生まれて空間に奥行きと豊かな表情を生み出せます。
- ダウンライトは壁際に配置する
天井埋め込みのダウンライトは、部屋の中央だけでなく壁際に配置して壁面を照らすように計画しましょう。壁が奥にあるように感じられ、空間が広がって見えます。 - 間接照明で上質な雰囲気を
折り上げ天井やテレビボードの背面に間接照明を仕込むと、柔らかい光が陰影を生み、空間に立体感と奥行きを与えてくれます。一気におしゃれ度がアップしますよ。
⑦ 生活感を消す「テレビ裏収納」という最強の答え【最重要】
そして、広く見せるための究極の答えが、「生活感をいかに隠すか」。そのために僕がたどり着いたのが、テレビ背面の壁をすべて収納にしてしまう「テレビ裏収納(壁面収納)」です。


▲我が家のリビング。左側のオープン棚には飾りたいものを、右側の扉付き収納には生活感が出るものをすべて隠しています。

これ、本当に作ってよかったわよね!息子のおもちゃも、ゲーム機も、書類も全部ここにポイってできるから、リビングが全然散らかってないの。

でしょ?急な来客があっても、とりあえずここに隠せばOK(笑)。ロボット掃除機の基地もこの中に作ったから、見た目もスッキリなんだ。
設計段階で、リビングに集まりがちなモノ(おもちゃ、本、書類、ゲーム機、掃除道具など)をリストアップし、それらをすべてしまえる大容量の収納を計画的に作ること。これが、広々リビングを永遠にキープするための最強の秘訣です。
後悔しない家づくりのためには、収納計画にも力を入れるのがおすすめです。玄関周りの収納については、こちらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:【玄関コートクローク完全攻略】後悔しない間取り・寸法・奥行きを徹底解説!後付けや夏の活用法も(2025年版)
【インテリア編】入居後でもOK!魔法のように広く見せる5つの工夫
「もう家は建てちゃった…」という方もご安心を!ここからは、入居後でも実践できる、インテリアでリビングを広く見せる工夫をご紹介します。
① 家具は「低く」「脚付き」「壁寄せ」が絶対ルール

リビングの印象を最も左右する家具。選び方と置き方が鍵です。
- 背の低い家具を選ぶ(ローソファ・ローボード)
ソファやテレビボードは、視線を遮らないロータイプを選びましょう。部屋の奥まで視線がスッと通るだけで、開放感が段違いです。 - 「床を見せる」脚付き家具を選ぶ
ソファやキャビネットは脚付きのデザインがおすすめ。家具の下の床が見えることで、抜け感が生まれ、軽やかな印象になります。お掃除ロボットが通りやすいというメリットも! - 家具は壁際に寄せる
大きな家具はできるだけ壁際に寄せ、部屋の中央にオープンスペース(余白)を確保しましょう。
② 色は「明るい色」をベースに「3色まで」に絞る
色は空間の印象を操る魔法です。
- インテリアカラーの黄金比率を意識する
- ベースカラー(70%): 壁・床・天井。白やアイボリーなどの明るい色。
- メインカラー(25%): ソファ・カーテン・ラグ。ベースカラーと同系色で馴染ませる。
- アクセントカラー(5%): クッション・小物。差し色を少しだけ。
- 色数を「3色程度」に絞って統一感を出す
使う色が多いと、ごちゃごちゃして狭く見えます。色数を絞るだけで、驚くほどスッキリ広く見えますよ。 - カーテンは「壁の色」に合わせる
面積の大きいカーテンは、壁の色と合わせるか近い色を選ぶと、壁との一体感が出て窓周りがスッキリします。
③ 「ミラーマジック」と「縦ライン」で錯覚を味方につける
目の錯覚を上手に利用しましょう。

鏡ってすごいよね!一枚置くだけで、本当に部屋が広く見えるからビックリするよ。
- 効果絶大!ミラー(鏡)を設置する
鏡は空間を映し込み、奥に空間が続いているように見せる効果があります。窓の対面や、部屋の奥の壁に設置するのがおすすめです。 - 縦ストライプ柄で天井を高く見せる
カーテンやラグ、クッションなどに縦ストライプ柄を取り入れると、視線が上下に誘導され、天井が高く見える効果があります。
④ 補助照明と観葉植物で奥行き感をプラス

メイン照明だけでは、部屋の隅が暗くなりがちです。
- フロアランプで部屋の隅を照らす
部屋の隅や壁際にフロアランプやテーブルランプを置いて明るさを補いましょう。光に濃淡が生まれ、空間に奥行き感が生まれます。 - 観葉植物で爽やかなアクセントを
観葉植物のグリーンはどんなインテリアにも馴染み、空間に自然な奥行きと爽やかさを与えてくれます。手軽に取り入れられるアクセントカラーとしても優秀です。
⑤ 究極の答えは「床にモノを置かない」習慣
どんなテクニックも、モノが散らかっていては台無しです。

結局、最後はこれなのよね(笑)。毎日少しずつでも片付けるのが一番大事!

間違いない!「床にモノを置かない」、これだけで部屋の広さの印象は全然違うからね。

広く快適なリビングをキープするための、究極にして最も重要なテクニックは、「日々の整理整頓」です。
- 「床に物を置かない」を徹底する
- 「見せる収納」と「隠す収納」のメリハリをつける
- 収納用品は色や素材を統一する
- 「とりあえず置き場」を決めて散らか りを防ぐ
- 定期的に「断捨離」して物量をコントロールする
結局は地道な努力が一番効果的だったりします。でも、設計段階で「テレビ裏収納」のような仕組みを作っておけば、この努力が何倍も楽になりますよ。
家づくりでは、間取りや収納以外にもたくさんの後悔ポイントがあります。僕たちのリアルな失敗談はこちらの記事で赤裸々に語っているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【注文住宅の後悔ブログ】住んでみて発覚!図面じゃ分からない失敗ランキングTOP6|間取り・収納・設備のリアルな声
まとめ:18畳LDKは工夫次第!後悔しない家づくりを楽しもう
18畳LDKを広く見せるためのテクニックを、設計からインテリアまで、僕の体験談を交えてご紹介しました。
一番お伝えしたいのは、18畳という広さは、工夫次第で理想の広々リビングに十分なり得るということです。そして、その成功の鍵は、
- 設計段階で、どれだけ「広く見せる工夫」を盛り込めるか。
- 入居後も、家具や色、整理整頓で「広く見せる工夫」を継続できるか。
この2つに尽きます。
たくさんのテクニックをご紹介しましたが、全てを取り入れる必要はありません。あなたのライフスタイルや好みに合わせて、できそうなことから試してみてくださいね。
家づくりは決めることが多くて大変ですが、家族の未来を想像しながら一つひとつ形にしていく、本当に楽しいイベントです。この記事が、あなたの理想の広々リビング実現の一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
あなたの家づくりが、素晴らしいものになりますように!
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