失敗例から学ぶ場所別(リビング/トイレ等)選び方と費用を富士住建の実例で全解説
「おしゃれな家にしたいけど、センスに自信がない…」
「たくさんありすぎて、もう何を選べばいいか分からない!」
注文住宅の打ち合わせの中でも、特に楽しくて、そして同時に頭を悩ませるのが「クロス(壁紙)選び」ではないでしょうか。
インスタグラムで「#クロス迷子」と検索すれば、その数はなんと2000件以上。多くの人が、理想と現実の間で途方に暮れている様子が目に浮かびます。

見て、このグレーのアクセントクロス、すっごくおしゃれじゃない?でも、うちのリビングに合うかしら…。失敗してダサい家になったらどうしよう…。

本当だよね。カタログ見てると全部良く見えちゃうし…。そもそも、オプションのクロスって一体いくらかかるんだ?予算オーバーも怖いしな…。
そんな不安を抱えている、かつての僕たちのようなあなたへ。
まず、たった一つだけお伝えしたいことがあります。
この記事では、僕が自身の家づくり(富士住建)で経験したリアルな実例と、具体的なオプション費用を全公開しながら、アクセントクロスで後悔しないための「完全ガイド」をお届けします。
この記事を読めば、あなたの「#クロス迷子」は、きっと終わりを迎えるはずです。
【最重要】アクセントクロスでよくある失敗例と後悔ポイント5選
成功例を見る前に、まずは多くの先輩たちが涙をのんだ「ありがちな失敗例」から学びましょう。これを押さえておくだけで、あなたのクロス選びの成功確率は格段にアップします!

失敗例①:サンプルと全然違う…「思ったより色が濃すぎた(薄すぎた)」

うわー、これ一番やりがちだよね!手のひらサイズのサンプルだと完璧に見えたのに、壁一面に貼ったら「なんか違う…」ってなるやつ。
小さなサンプルで見た色と、実際に壁一面に貼った時の印象は、驚くほど変わります。特に、壁に貼ると照明の影響で思ったより明るく(薄く)見えることが多いです。
【対策】
迷ったら、「自分が思うよりもワントーン濃い色」を選ぶのがおすすめです。
失敗例②:家具を置いたらほぼ見えない…「貼る場所のミス」
せっかくこだわって選んだおしゃれなクロスも、ソファやカップボード、テレビ台で隠れてしまっては意味がありません。「貼ってみたら、ほとんど見えなかった…」というのは、悲しい後悔ポイントです。
【対策】
家具の配置を事前にしっかりシミュレーションし、「どこが、どれくらい見えるのか」を明確にしてから貼る場所を決めましょう。
失敗例③:なんだか落ち着かない…「リビングには派手すぎた」
トイレやクロークなどの狭い空間では魅力的に見えた大胆な柄も、リビングや寝室といった長時間過ごす空間に採用すると、圧迫感があったり、目がチカチカして落ち着かなかったりすることがあります。
【対策】
「狭い場所には大胆なクロス、広い空間には落ち着いたクロス」を基本ルールにしましょう。
失敗例④:汚れが目立つ・掃除しにくい…「機能性を無視したデザイン選び」

デザインだけで選んじゃダメなのよね。特にトイレは、凹凸が多いクロスだと拭き掃除が大変で…。
デザイン性重視で選んだ結果、後々のメンテナンスで苦労するケースです。特に水回りや汚れやすい場所は、素材の機能性も考慮しないと後悔します。
【対策】
トイレやキッチン周りには、表面がツルツルしていて汚れが拭き取りやすい「機能性クロス」を選ぶのが鉄則です。
失敗例⑤:結局いくらかかるの?「オプション費用の計算ミス」
「1カ所だけなら数千円だし、これも追加で!」と軽い気持ちで選んでいくと、最終的な見積もりを見てびっくり!なんてことも。オプションクロスは、ちりも積もれば山となります。
【対策】
「どこを優先したいか」順位をつけ、予算感を把握しておくことが重要です。この記事で、僕の家のリアルな費用を全公開するので、ぜひ参考にしてください。
【場所別】アクセントクロス成功例とおしゃれに見せるコツ(我が家の実例&費用公開)
それでは、これらの失敗を回避した我が家の成功例を、富士住建でのリアルなオプション費用と共に見ていきましょう!
※費用は当時の単価で計算しています。分かりやすく910mm×910mmを「1マス」と表現します。
① トイレ:狭い空間こそ大胆に!遊び心で差をつける

▲水ハネが気になる洗面台脇には、サンゲツの黒板クロスを採用。
- 我が家の費用:2マスで3,768円(税抜)

トイレは狭いからこそ、少し変えるだけで印象がガラッと変わる!この黒板クロスは表面が滑らかだから、水ハネもサッと拭けて機能性も抜群なんだ。
図面だと以下の範囲です。

【成功のコツ】
- 狭い空間だからこそ、普段は選ばないような大胆な色や柄に挑戦できる。
- 汚れ防止や消臭など、機能性を持ったクロスがおすすめ。
② キッチン:カップボード背面がおしゃれの鍵

▲カップボードの背面は、落ち着いたグレージュのクロスに。
- 我が家の費用:4マスで6,000円(税抜)
キッチンはカップボードの背面が、リビングからもちょうど目に入る絶好のアクセントポイント。少し濃いめの色を選ぶことで、空間が引き締まり、食器棚の食器たちも映えます。
図面では以下の通りの範囲です。

【成功のコツ】
- 少し濃いめの色を選ぶと、照明に当たっても色が飛ばず存在感が出る。
- グレージュやグレー、ネイビーなど、落ち着いた色が人気。
③ 玄関・クローク:”チラ見え”がおしゃれ上級者

▲扉を開けるたびにテンションが上がる、お気に入りの花柄クロス。
- 我が家の費用:コートクローク1マスで1,512円(税抜)

コートクロークみたいな普段は見えない場所に、自分だけのお気に入りを仕込むのって最高じゃない?これが1,500円ちょっとでできるなんて、コスパ最強よ!

【成功のコツ】
- 扉を開けた時の「サプライズ感」を演出する。
- 小さな空間だからこそ、思い切った柄物にも挑戦しやすい。
④ 和室:素材感でしっとりとした空間に

▲和紙のような凹凸があり、光の当たり方で表情が変わります。
- 我が家の費用:3マスで4,524円(税抜)
和室は、色だけでなく「素材感」で遊ぶのがおすすめ。和紙調や織物調のクロスを選ぶだけで、空間のグレードが一気に上がります。
図面だと以下の範囲になります。

⑤ リビング・寝室・天井:失敗しないための鉄則
我が家では採用しませんでしたが、これらの場所で成功するための鉄則もご紹介します。
- リビング:長時間過ごすので落ち着いた色が基本。
テレビの背面が一番人気の場所です。 - 寝室:ベッドのヘッドボード側一面に。
ブルーやグリーンなど、リラックスできる色を選びましょう。 - 天井:木目調や、壁よりワントーン暗い色にすると空間に奥行きが出ます。
ただし、濃すぎると圧迫感が出るので注意が必要です。
【色・柄選び編】人気色と失敗しない組み合わせの法則

よし、場所ごとのコツは分かった!でも、結局どの色を選べばおしゃれに見えるんだ…?センスが問われるところだ…。

大丈夫!人気のトレンドカラーと、基本の組み合わせルールさえ押さえれば、誰でもおしゃれな空間は作れるわよ!
人気アクセントクロスはコレ!トレンドカラーTOP3
- グレー: 不動の人気No.1。どんなインテリアにも合う万能カラー。
- グレージュ: グレーとベージュの中間色。温かみがあり、北欧風やナチュラルテイストに最適。
- くすみカラー(ブルー・グリーンなど): おしゃれで優しい印象になるトレンドカラー。
センスに自信がなくても大丈夫!「北欧風」に見せる配色術
北欧風を目指すなら、「ベースは白 or アイボリー」+「アクセントにくすみカラー」+「家具や床で木目を取り入れる」この3点を意識するだけで、ぐっと雰囲気が出ます。
ベースクロスとの組み合わせは「トーン」を合わせるのが基本
失敗しない色の組み合わせのコツは、「トーン(色の明るさや鮮やかさ)」を合わせること。色味は違っても、トーンが揃っていると空間全体に統一感が生まれます。
【費用と手続き編】富士住建のオプションクロスはいくら?誰と決める?
お待たせしました。富士住建で建築中・検討中の方が一番気になる、具体的な費用と打ち合わせの流れです。
結論:オプションクロスは1㎡あたり600円(税抜)~
富士住建で標準仕様外のクロスを選ぶ場合、1㎡あたり600円(税抜)~のオプション費用がかかります。(※2021年9月改定後の価格)
1マス(910mm×910mm)あたりに換算すると、約1,500円程度から実現可能です。
我が家の総額は、16カ所で合計47,508円でした。
1カ所だけ見ると安く感じますが、まさに「ちりも積もれば」ですね。
ただ後悔はしていません。
オプションクロスに実際に触れてみると花の部分は浮き上がっており安っぽいプリント感がありません。
さらに影の部分は光の当たり方で光沢感が出て、表情豊かです。

いつ・誰と決める?打ち合わせの流れを解説
クロスの打ち合わせは、間取り確定後に始まる「現場監督」との仕様決めの中で行います。
現場監督から標準とオプションの分厚いカタログを渡されるので、そこから宝探しのように選んでいくことになります。これが本当に楽しい時間なんです!
まとめ:アクセントクロスはコスパ最高のオプション!失敗を恐れず楽しもう
アクセントクロスの世界、いかがでしたか?
最後に、後悔しないためのポイントをもう一度おさらいします。
- 失敗を避けるコツ:サンプルよりワントーン濃いめを選ぶ。家具の配置を考える。
- 場所別の鉄則:狭い場所は大胆に、広い場所は落ち着いた色を選ぶ。
- 費用感(富士住建):1マスあたり約1,500円~と意外と手軽。

たった数千円で、部屋の印象を劇的に変えられるアクセントクロスは、家づくりで一番コスパの良いオプションかもしれないね!

本当にそう思う!失敗を恐れずに、自分たちらしい空間を作るのって、すごく楽しいわよね!
この記事が、あなたの「#クロス迷子」からの脱出の手助けとなり、家づくりがもっともっと楽しくなるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
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コメント
初めまして。いつもインスマやブログ拝見し参考にさせてもらってます。オプションクロス、すごく、わかりやすかったです。ありがとうございます😊基本的には標準クロスでアクセントクロスにオプション使う感じですか?また、オプションクロス決める際はSRてカタログ借りてきめましたか?色々質問してすみません。教えて頂けると嬉しいです!
はじめましてー!ブログご覧いただきありがとうございます!
そうですね!メインで使うものは標準クロスから選び、あとはアクセントにオプションクロスを使うって感じです。別に全部オプションでも大丈夫ですがw
カタログは打ち合わせの時に借りれますよー♪標準クロスとオプションクロスとクッションフロアとカーテンのカタログが一気に渡される感じです。
むちゃくちゃ大変なので頑張ってください(笑)
ありがとうございます😊
おうち作り、楽しみながら頑張ります!
今後も参考にさせて頂きますので、引き続きよろしくお願い致します!