こんにちは、いろパパです!
マイホーム計画、夢が膨らむ一方で、やはり一番頭を悩ませるのが「お金のこと」ですよね。特に注文住宅は、価格が分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。「富士住建で建てたいけど、実際の建築費用っていくらくらいなの?」「最近、建築費がすごく上がってるって聞くけど、昔と比べてどうなの?」そんな疑問をお持ちのあなたへ。

家づくりって、何から何までお金がかかるのよね…。富士住建さんの標準仕様は魅力的だけど、結局トータルでいくらになるのか、今の相場で考えると不安だわ…。

うんうん、本当にその通りだよね。特にここ数年で建築費は大きく変わったから、過去の情報だけだと判断が難しい。でも、実際に建てた人のリアルな内訳と、そこから今の状況をどう考えるかのヒントがあれば、少しは安心できるんじゃないかな。
実は我が家、2019年に「富士住建」さんと契約し、2021年にマイホームの引き渡しを受けました。
今回の記事では、その際に実際に我が家が富士住建で建築した35坪の家のリアルな費用と坪単価を詳細に公開するとともに、2025年6月現在、もし同じような家を建てるとしたら、どの程度の価格になっているのか、私なりの考察も交えながら徹底解説していきます!
- 2021年引き渡し35坪の家の総建築費用と詳細な内訳(表形式で分かりやすく!)
- 当時の坪単価と、その考え方(何が含まれて何が含まれない?)
- どんなオプションにいくらかけた?その満足度は?
- 見落としがちな「諸費用」のリアルな金額と変動要因
- 2025年現在の建築費高騰の背景と、当時の価格からの推定上昇幅
- 富士住建の「標準仕様」が、今の時代に持つ意味とは?
この記事が、あなたの家づくりにおける費用計画の参考になれば幸いです。
⚠️この記事の建築費用について(超重要!)
我が家が契約したのは2019年、引き渡しは2021年です。その後、ウッドショックに始まり、ロシア・ウクライナ情勢によるエネルギー価格の高騰、急速な円安、さらには人手不足による人件費の上昇など、複数の要因が絡み合い、建築資材や工事費はかつてないほど高騰しています。
この記事で紹介する金額は、あくまで2021年当時の実績であり、現在(2025年6月時点)では、同じ金額で建築することは絶対に不可能です。この点を十分にご理解いただいた上で、「過去の一例」として、そして「現在の価格を推測するための一つの材料」としてご覧ください。
我が家の基本スペック:35坪・ごく普通の2階建て(2021年引き渡し時)
まずは、建築費用の前提となる我が家のスペックを簡単にご紹介します。
- 延床面積: 約35坪 (正確には35.25坪)
- 構造: 木造2階建て
- 土地の状況: 約70坪の住宅街にある土地
- インフラ: 上下水道引き込み済み (浄化槽設置などの追加工事は不要でした)
いわゆる「ごく普通の総二階に近い家」といったイメージです。
土地の条件は費用に大きく影響します。例えば、上下水道が引き込まれていない土地だと、その引き込み工事だけで数百万円単位の追加費用が発生することもありますし、地盤が弱い場合は地盤改良工事も必要になります。

【2021年実績】建築費用 合計2,279万円・坪単価65万円でした!
さて、本題です。
我が家が2021年に引き渡しを受けた際、富士住建に支払った建築費用の総額(税込)は、22,797,121円でした!
これを延床面積35.25坪で割ると、当時の坪単価は約65万円となります。

ハウスメーカーの言う「坪単価」って、実は定義が曖昧でね。本体工事費のみを指す場合もあれば、一部の付帯工事を含む場合もある。だから、単純な数字だけで比較するのは危険なんだ。この65万円は、いわゆる「諸費用」まで含んだ、ほぼフルコミに近い坪単価だよ。
我が家の場合、「諸費用」を除いた「建物本体価格」と「オプション費用」だけで計算すると、坪単価は約60万円でした。
オプションにこだわった分、坪単価も少し上がっていますが、それでも当時の相場から見ても、富士住建のコストパフォーマンスの高さが伺えるのではないでしょうか。
今回の建築費用に含まれていないもの(2021年当時)
家づくりには、建物本体以外にも様々な費用がかかります。当時の2,279万円に含まれていない主な費用は以下の通りです。
費目 | 金額(当時) | 備考 |
---|---|---|
土地代 | 約1,000万円 | 地域や条件により大きく変動 |
外構費用 | 約204万円 | 駐車場、フェンス、植栽など |
登記費用 | 約24万円 | 土地家屋調査士・司法書士への支払い |
火災保険料 | 約21万円 | 保険の種類や期間、建物の構造で変動 |
住宅ローン諸費用 | 約14万円 | 金融機関への手数料、保証料など |
合計(建物以外) | 約1,263万円 | |
家づくり総費用 | 約3,542万円 | (建築費用2,279万円 + 上記1,263万円) |
今回は、あくまで「建物にまつわる金額」として、富士住建さんに支払った費用に焦点を当てて詳しく見ていきます。
【2021年実績】費用の内訳を徹底解剖!①建物本体 ②オプション ③諸費用(表形式)
それでは、総額2,279万円(税込)の内訳を、3つのカテゴリーに分けて詳しく見ていきましょう!(※消費税抜きの金額で記載し、最後にまとめて税込総額を示します)
カテゴリー | 金額(税抜・当時) | 備考 |
---|---|---|
① 建物本体代金 | 17,135,025円 | 35.25坪、当時の基本坪単価 486,100円/坪 |
② オプション代金 | 2,217,432円 | こだわりを詰め込んだ結果! |
③ 諸費用 | 1,372,200円 | 設計料、申請費、地盤調査など |
小計(税抜) | 20,724,657円 | |
消費税(当時10%) | 2,072,465円 | |
合計(税込) | 22,797,121円 | 富士住建への支払総額(2021年引き渡し時) |
① 建物本体代金:17,135,025円 (当時の坪単価 約48.6万円)
富士住建の注文住宅は、建物の坪数に応じて基本となる坪単価が設定されており、建築面積が広くなるほど坪単価は少しずつ下がる料金体系でした(※現在の料金体系は必ずご確認ください)。
我が家は35.25坪で、当時の基本坪単価は486,100円(税抜)。
建物本体価格 = 基本坪単価 486,100円 × 35.25坪 = 17,135,025円 (税抜)
「省令準耐火構造」の採用とその価値
我が家は「省令準耐火構造」を採用しました。これにより坪単価が1万円弱上がりましたが、火災保険料が大幅に安くなるメリットは大きかったです。また、火災に対する安全性が高まるという安心感は何物にも代えがたいですね。

万が一の時のことを考えると、初期費用が少し上がっても安心を選びたいわよね。保険料も抑えられたし、結果的に良かったと思うわ。
② オプション代金:2,217,432円 – こだわりと満足度の源泉!

富士住建は標準仕様が充実していますが、より快適で理想の暮らしを実現するために、我が家もオプションを追加しました。その総額は2,217,432円 (税抜)!
オプション項目(金額上位5つ・当時) | 金額(税抜) | 選んだ理由・満足度 |
---|---|---|
1. エコキュート(高効率タイプ等) | 299,600円 | 光熱費削減と将来性を見越して。タンク容量もアップし、お湯切れの心配も減りました。 |
2. 掘りごたつ(リビング) | 264,580円 | 家族みんなで暖かく寛げるスペースが欲しかった!冬は最高で、家族団らんの中心です。 |
3. 琉球畳(和室) | 127,940円 | モダンでおしゃれな和室にしたくて。畳の目の向きを変えるだけで表情が変わり、気に入っています。 |
4. テレビアンテナ(デザインアンテナ) | 124,620円 | 外観をスッキリさせたかった。屋根の上の魚の骨みたいなアンテナが苦手で…。 |
5. 玄関ポーチタイル(デザイン変更) | 101,774円 | 家の顔である玄関。少しグレードの高いタイルにすることで、印象が格段に良くなりました。満足度高いです! |

オプションは悩んだけど、掘りごたつは本当に付けて良かった!息子も喜んでゴロゴロしてるし、冬の電気代節約にも少しは貢献してる…はず(笑)。
ちなみに、キッチンの食洗機をBOSCH(ボッシュ)製にしたくて施主支給(購入費用約36万円は別途)しましたが、これも大正解でした!
③ 諸費用:1,372,200円 – 見落とし厳禁!内訳をチェック
家づくりで見落としがちですが、意外と大きな金額になるのが諸費用です。我が家は合計1,372,200円 (税抜) でした。
<富士住建で共通してかかりやすい費用(当時)>
項目 | 金額(税抜) | 備考 |
---|---|---|
設計料 | 344,000円 | |
各種保証料 | 74,100円 | |
地盤調査費用 | 70,000円 | ※地盤改良が必要な場合は別途費用発生 |
給排水設備工事費 | 430,000円 | ※土地条件(引込距離等)により変動の可能性あり |
小計 | 918,100円 |
<その他の諸費用(行政手続き関連など・当時)>
項目 | 金額(税抜) | 備考 |
---|---|---|
盛り土費用 | 184,000円 | 土地の高さ調整。業者や土の量で変動 |
上下水道申請料 | 129,000円 | 行政への申請費 |
表示登記・保存登記費用(建物) | 79,300円 | 司法書士への報酬の一部 |
地目変更登記費用 | 21,600円 | |
地区計画申請料 | 26,800円 | 該当地域の場合 |
図面変更手数料 | 13,400円 | 最終確定後の変更によるもの(我が家の反省点…笑) |
小計 | 454,100円 |

諸費用って、本当に色々あるのね…。地盤改良とかが必要になったら、もっと高くなる可能性もあるわけね。
その通りです。我が家は幸い地盤改良は不要でしたが、必要な場合は数十万~百万円単位で費用が上乗せされることもあります。
【2025年6月現在】建築費用はどのくらい値上がりしている?いろパパ的考察

さて、ここからがこの記事のもう一つの本題です。2021年当時の我が家の費用を踏まえ、もし今(2025年6月)同じような35坪の家を富士住建(あるいは同程度の仕様のハウスメーカー)で建てるとしたら、一体いくらくらいになるのでしょうか?
これは非常に難しい問いですが、いくつかの情報源から私なりに考察してみます。
- 建設物価指数の動向:
一般財団法人建設物価調査会が公表している「建設物価指数」を見ると、木造住宅の建築費は2021年から2024年にかけて、地域や時期にもよりますが、概ね20%~30%程度上昇していることが分かります。これは資材価格と労務費の両方の上昇を反映しています。 - ハウスメーカーの値上げ状況:
各ハウスメーカーも、この数年で数パーセントから十数パーセント規模の値上げを複数回実施しているところがほとんどです。これは公式発表だけでなく、住宅系メディアの情報からも伺えます。 - 住宅業界の専門家の見解:
多くの専門家が、建築費は高止まり、あるいは緩やかな上昇が続くと予測しています。人手不足による人件費の上昇圧力や、環境対応コストの増加なども背景にあるようです。
これらの情報を総合的に考えると、非常にざっくりとした試算にはなりますが、
2021年当時の我が家の建築費用総額 2,279万円(税込)から、25%~35%程度の上昇は見込んでおく必要があるかもしれません。
つまり、現在の建築費用総額(税込)は、約2,850万円 ~ 3,070万円程度になってもおかしくない、ということです。
坪単価(諸費用込)で言えば、当時の65万円が、約81万円 ~ 88万円程度になる計算です。

あくまで個人的な推測の範囲だけど、このくらいの価格上昇は覚悟しておいた方がいいかもしれないね。もちろん、選択する仕様やオプション、土地の条件によって大きく変わるから、必ず個別の見積もりで確認してほしい。
この価格上昇は、富士住建に限った話ではなく、住宅業界全体で起きている現象です。だからこそ、ハウスメーカー選びや仕様決めで、「どこにお金をかけ、どこを工夫するか」というメリハリが、以前にも増して重要になっています。
富士住建の「標準仕様の充実」は、今の時代にどう活きる?

我が家が富士住建を選んだ理由の一つに「標準仕様の充実」がありましたが、このメリットは、建築費が高騰している現在において、より大きな意味を持つかもしれません。
標準仕様のグレードが高いということは、オプションに多額の費用をかけなくても、満足のいく設備や仕様が手に入りやすいということです。
例えば、キッチンやお風呂、トイレなどの水回り設備、窓の断熱性能、床材など、基本的な部分のグレードが高いと、そこでの追加費用を抑えられます。その分、本当にこだわりたい部分に予算を集中させたり、全体の予算上昇を少しでも緩和したりできる可能性があります。

確かに、標準で色々付いていると、オプション選びも少しは気が楽になるかもしれないわね。「あれもこれも追加しなきゃ!」って焦らなくて済みそう。
ただし、いくら標準仕様が良くても、それが自分の好みやライフスタイルに合っていなければ意味がありません。しっかりと内容を吟味し、自分たちにとって本当に価値のあるものかを見極めることが大切です。
結論:2021年実績は貴重な参考情報!しかし今は「賢い選択」がより重要に
今回は、我が家が2021年に富士住建で建てた35坪の家の建築費用と、2025年現在の価格動向についての考察をお届けしました。
2021年実績(税込):22,797,121円(坪単価 約65万円)
2025年推定(税込):約2,850万円 ~ 3,070万円(坪単価 約81万円 ~ 88万円)※あくまでいろパパ試算
建築費用は確かに上昇していますが、家づくりは一生に一度の大きな買い物。後悔しないためには、
- 最新の情報をしっかり収集すること
- 複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、比較検討すること
- 自分たちの「絶対に譲れないもの」と「妥協できるもの」を明確にすること
- 予算計画をしっかりと立て、無理のない範囲で進めること
これらの基本が、ますます重要になっています。
富士住建の「標準仕様の充実」や「分かりやすい価格体系(当時)」は、私たちにとって大きな魅力でしたが、それはあくまで当時の話。これから家づくりをされる方は、現在の富士住建が、そして他の選択肢が、自分たちにとって本当にベストなのかを、じっくりと見極めてください。
この記事が、あなたの賢い家づくり計画の一助となれば、これ以上嬉しいことはありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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