我が家はリビングのテレビ背面にエコカラットを採用しました。色味もデザインも、今でも大変気に入っています。
ただし施工から1年もたたないうちに、下のほうが割れました。

8万円以上かけたのに…。気づいたときは血の気が引いたよね。

しかも割れたのは 床から29cmの位置 。あとから調べて分かったんだけど、これは「そこに貼ると決めた時点で」ほぼ決まっていた失敗なんだ。
この記事では、我が家の失敗の実物写真と、LIXIL公式サイトの記載を突き合わせた結果をそのまま載せます。
調べていて意外だったのは、公式には「床から何cm以上に貼れ」という指定が見当たらないことでした。ではなぜ低い位置は危ないのか。そこまで書きます。
結論:エコカラットの後悔は「貼る位置」でほぼ決まる
先に、この記事で分かることをまとめます。
| 論点 | 結論 | 根拠 |
|---|---|---|
| 割れた高さ | 床から29cm | 我が家の実測 |
| 公式の高さ指定 | 見当たらない | LIXIL公式(2026年8月時点) |
| 公式が挙げる破損原因 | 先端の尖った物・打ち込み・下地のひび割れ | LIXIL公式 |
| 割れたあと | 純正の補修材がある | LIXIL公式 |
| 必要な面積(調湿) | 床面積の約1/4以上 | LIXIL公式 |
| 必要な面積(におい) | 1/4未満でも効果を感じることがある | LIXIL公式 |
| 我が家の施工面積 | 4.42㎡(推奨9.3㎡の約47%) | 実測+算出 |
結論から言えば デザインも消臭効果も満足していて、採用したこと自体に後悔はありません。後悔しているのは貼った位置だけです。順に見ていきます。
我が家のエコカラットは、1年たたずに床から29cmの位置が割れた
エコカラットはリビングのテレビ背面に取り付けました。

我が家は少し特殊な間取りで、テレビ背面部分がそのまま収納スペースになっています。
そしてこの写真をよく見ると、右部分の下のほうが割れているのが分かります。

メジャーを当てて測ったところ、割れているのは 床からおよそ29cmの位置 でした。ヒビが入り、一部が欠けています。
幸い、割れた破片が床に落ちることはありませんでした。だからこそ気づくのが遅れ、ふと見たときに「あれ⁉ 割れてる」と発覚したのです。
強力にくっついているため剥がすこともできず、当時はそのままの状態でした(この記事の後半で、その後に分かった対処法を書きます)。
原因として思い当たるのは、この3つです。
- 子どもの椅子が当たった
- 子どものおもちゃが当たった
- 私がやらかした
思い当たる節が多すぎて、原因の特定には至りませんでした。
なお、もし原因が特定できて「不測かつ突発的な事故」に当たるなら、火災保険の破損・汚損補償で直せる可能性があります。我が家は別件で申請したことがあるので、こちらも参考にどうぞ。

LIXIL公式に「床から◯cm」という高さの指定はない
割れてから、LIXILのエコカラット公式サイトを一通り読み直しました。
そこで意外だったのが、「床から何cm以上の位置に施工すること」という指定が、公式には見当たらないことです(サポートの「取扱い上の注意」「ご採用の前に」「施工方法・納まり」を確認/2026年8月時点)。

えっ、じゃあ低い位置に貼っても公式的にはOKってこと?

ルールとしてはね。でも公式が挙げてる “割れる原因”を読むと、低い位置が危ない理由がちゃんと見えてくる んだ。
公式が挙げている破損の原因
「取扱い上の注意」には、こう書かれています。
先端のとがったもので、ひっかかないでください。
フックやビスを金づちなどで打ち込まないでください。(中略)直接打ち込みますと、割れなど破損の原因になります。
LIXIL エコカラット「取扱い上の注意」より(2026年8月確認)
つまり公式が想定している破損の原因は、狭い一点に強い力がかかることです。面で押される力ではありません。
そう考えると、床から30cm以下という高さは 子どもの椅子の脚、おもちゃの角、掃除機のヘッド、ロボット掃除機の側面 ……と、まさに「尖ったものが点で当たる高さ」だらけです。
さらに「ご採用の前に」には、下地についてこう書かれています。
下地にひび割れが生じるとエコカラットプラスにも割れが生じることがあります
LIXIL エコカラット「ご採用の前に」より(2026年8月確認)
我が家の割れは、ぶつけたのではなく下地側が原因だった可能性も残ります 。これは確かめようがないので、あくまで可能性の話です。
エコカラットが割れないための対策3つ
高いお金を出して採用したエコカラットが割れたら悲惨ですよね…。我が家の反省から、割れを防ぐ対策を3つ考えました。
- 床から30cm以下は「家具でふさぐ」
- 壁の角には貼らない
- 左右をふかし壁にする
対策①:床から30cm以下は「家具でふさぐ」
1つ目の対策は 床から30cm以下を露出させない ことです。

“貼らない”んじゃなくて“物が当たらないようにする”。ここが大事。
もしテレビ背面にエコカラットを施工するのであれば、床から30cm以下の部分は造作家具もしくはテレビボードを置くなどして、物が直接当たらないようにしましょう。
LIXILの施工事例でも、テレビ背面いっぱいにエコカラットを貼りつつ、下部はカウンターや造作棚でふさいでいるものが多くあります。イメージがわかない方は、公式の事例を見てみてください。
▼ 参考:エコカラットプラス〈つちのは〉のリビング施工事例(LIXIL公式)
逆にテレビボードを置かないなら、巾木は絶対に必要です。我が家もルンバが巾木にガツガツぶつかり、巾木のほうが傷だらけになっています。
これがエコカラットに直に当たっていたら、被害はこんなものでは済みませんでした 。
対策②:壁の角には貼らない
2つ目は 角に設置しない ことです。
我が家のように壁の角(出隅)まで貼ると、人も物も通りがかりにぶつかる回数が一気に増えます。特に子どもは、角を曲がるときに壁に手をつきます。

インスタグラムでも、同じように角に貼って割れてる人を見たよ。
エコカラットは 壁の角を避けて貼る方が無難 です。どうしても角まで貼りたい場合は、角だけコーナー材や見切り材で保護できないか、施工前に相談しておくと安心です。
対策③:左右をふかし壁にする
3つ目の対策は エコカラットの左右をふかし壁にする ことです。
エコカラットの面を少し奥に引っ込め、左右の壁を手前に出す納まりにすると、物が直接当たるリスクをまとめて減らせます。LIXILの施工事例にも、この納まりのものがあります。
▼ 参考:エコカラットプラス〈陶連子〉のリビング施工事例(LIXIL公式)
さらに、そのふかした左右に間接照明を仕込めば、壁の凹凸に影が落ちて、エコカラットの質感が一番きれいに見える納まりになります。守りと見栄えを同時に取れる方法です。

間取りの段階で言わないと、あとからふかし壁は作れない。 打ち合わせのときに“エコカラットの左右をふかせますか”と聞く 。これだけでいい。
割れてしまったら:LIXIL純正の補修材がある
この記事を最初に書いた時点では、我が家は「剥がせないのでそのまま」で放置していました。
その後に調べて分かったのですが、LIXILには純正のコーキング兼補修材があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | カラットコーク |
| 品番 | WZK2 |
| 内容量 | 1本 250g(7〜8m分) |
| 価格 | 1,700円/本 |
| 主成分 | 水性アクリル系 |
用途は「入隅のコーキングや補修」とされています(出典:LIXIL エコカラット 施工情報 コーキング兼補修材/2026年8月時点)。

え、じゃあ我が家のヒビも埋められるってこと?

“埋める”ならね。ただ 欠けた分の凹凸が元通りになるわけじゃない 。目立たなくする、が正しい期待値だと思う。
色は製品ごとに合わせる必要があるので、使う前に必ず品番と色番を控えてから相談してください。1,700円で「見なかったことにする」から抜け出せるなら、試す価値はあります。
貼る面積はどのくらい必要?公式は「床面積の約1/4」
もうひとつ、採用前に必ず確認してほしいのが面積です。LIXIL公式にはこう書かれています。
空間全体の調湿効果を発揮する目安として、その空間の床面積のおよそ1/4以上の壁面積に施工していただくことをおすすめしています。ニオイに関しては、これよりも少ない面積でも効果を感じられることがあります。
LIXIL エコカラットプラスのしくみ ー 技術情報・試験データ(2026年8月確認)
我が家に当てはめて計算し直してみます。
- LDK18.5畳+和室4.5畳=23畳
- 1畳=1.62㎡で換算 → 床面積約37.3㎡
- その1/4 → 推奨施工面積約9.3㎡
- 実際に施工した面積 → 4.42㎡
つまり我が家は 推奨施工面積の約47%、半分弱しか貼っていません。
それでも、においは体感で消えている
推奨の半分以下でも、においに関しては効果を実感しています。リビングでおうち焼肉をしたときの、においの残り方はこうです。
- リビング(エコカラットあり)…においが1〜2日で消える
- 階段(リビングのすぐ近く・エコカラットなし)…2〜3日で消える
同じ日に同じにおいを浴びているのに、エコカラットのあるリビングのほうが明らかに消臭スピードが速いです。公式の「ニオイはこれより少ない面積でも効果を感じられることがある」という記載と、体感は一致しています。
なので 消臭目的なら、推奨の1/4に届かなくても採用する価値はある と考えています。
調湿効果は、正直わからない
一方で、調湿効果については 判断できません。我が家は全室に無垢床を採用しており、無垢床自体の調湿性能が高すぎるからです。

梅雨の時期でも、湿度は60%くらいで止まってるもんね。
エコカラットの効果なのか無垢床の効果なのか、切り分ける手段がありません 。分からないことは分からないと書いておきます。
賃貸・後付けなら「エコカラットセルフ」という選択肢
唯一ジメジメする寝室で試したくて、我が家はのちに エコカラットセルフ を導入しました。
壁紙を剥がす必要がなく、マグネット貼り付けなのでデザインの変更も簡単にできます。壁にはタッカーの穴しか開かないので、賃貸でも選択肢に入ります。

本体施工と違って 失敗しても貼り直せる のが一番の強み。位置決めで悩んでる人は、まずこっちで試すのもアリだよ。
▼ 女性1人でも取り付けできました。取り付け方や注意点はこちらにまとめています。

まとめ:エコカラットは「どこに貼るか」を先に決める
今回の記事をまとめます。
- 我が家は床から29cmの位置が1年たたずに割れた
- 公式に高さの指定はないが、公式が挙げる破損原因は「尖った物が点で当たること」
- 対策は家具でふさぐ・角を避ける・左右をふかすの3つ
- 割れても純正補修材カラットコーク(1,700円)がある
- 消臭効果は推奨面積の半分弱でも実感できた
- 調湿効果は無垢床と切り分けられず不明
我が家は家を建ててから、以前と比べてにおいが気になることが増えました。

特に夏場の玄関は気になる…。
気密性が高いせいでにおいがこもるんですよね。そのためリビングは エコカラットの恩恵を十分に感じることができています。
ただし設置場所によっては欠けることがあるので、工夫が必要になります。
逆に言えば、間取りの打ち合わせ段階で「下30cmをどうふさぐか」だけ決めておけば、我が家の失敗は丸ごと避けられました。これから採用する方は、そこだけは先に決めてください。
欠けと値段以外は最高の商品です!笑 やっぱり高いよねエコカラット!笑
それではご覧いただきありがとうございました。

























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