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【電池がすぐ減る】古いスマホのポケポケ専用機|真因は圏外

古いAndroidスマホの電池がすぐ減る原因は圏外と開きっぱなしだったことを示すアイキャッチ画像 住まいの工夫・暮らしの知恵

ゲーム専用にしている古いAndroidスマホの電池が、最近やけに早く減る。「もう電池が寿命なのかな」「そろそろ買い替えかな」——そんなふうに感じていませんか。

いろママ
いろママ

ポケポケしか入れてないスマホなのに、電池がぜんぜんもたないのよね。

我が家にも、ほぼ「ポケポケ(Pokémon Trading Card Game Pocket)」専用になっている古いGalaxyがあります。何年も使っていると、つい電池の劣化を疑いたくなります。ところがパソコンにつないで中を調べてみると、電池を減らしていた原因は別に2つありました。どちらも、スマホの設定画面だけで手を打てるものでした。

いろパパ
いろパパ

調べてみたら、スマホがずっと「電波を探し続けて」いたんだ。それと、ポケポケが一日中開きっぱなしだったんだよ。

この記事の内容は2026年9月27日に、我が家のGalaxy A7(SM-A750C/Android 10/メモリ4GB)で実際に調べて対策した結果です。設定画面の項目名や場所は、機種やAndroidのバージョンによって違います。

先にお伝えしておきます。対策をしてからまだ日が浅く、電池の持ちがどれだけ良くなったかは、まだ数字で測れていません。この記事で書けるのは「何が電池を減らしていたか」と「何をしたか」、対策直後にスマホの中がどう変わったかまでです。測れたら追記します。

この記事に出てくる言葉ひとことで言うと
圏外携帯電話の電波(回線)につながっていない状態。スマホは電波を探し続けるので電池を使う
機内モード携帯電話の電波をまとめて止める設定。あとからWi-Fiだけ入れ直せる
メモリスマホの「作業机」。アプリを開くほど机の上が埋まっていく
ゲームブースターGalaxyに入っているゲーム用の補助機能。ゲーム中の動きの速さと省電力を切り替えられる
ADBパソコンとスマホをUSBでつないで、スマホの中を調べたり設定を変えたりする仕組み。この記事では最後の補足でだけ使う

結論:電池を減らしていたのは「圏外」と「ポケポケの開きっぱなし」

先に結論からお伝えします。我が家のスマホで電池を減らしていた原因は、「圏外で電波を探し続けていたこと」と「ポケポケがほぼ一日中開きっぱなしだったこと」の2つでした。

原因スマホの中で起きていたこと設定画面でできる対策
1. 圏外で電波を探し続けていた(いちばん怪しい)SIMは入っているのに、回線への登録が断られて圏外のまま機内モードをオンにしてから、Wi-Fiだけオンに戻す
2. ポケポケが開きっぱなし24時間のうち99%、ポケポケが画面のいちばん前に居続けていた。メモリもほぼ満杯遊び終わったらアプリを閉じる/ゲームブースターを省電力に/顔認証をオフ/再起動

どちらも「壊れている」わけではありません。スマホは言われたとおりに頑張り続けていただけです。だからこそ、電池の減りが早いこと以外に目立つ異常が出ず、気づきにくいのです。

いろパパ
いろパパ

スマホは真面目だから、つながらない電波もずっと探し続けちゃうんだよね。

ちなみに、GPS(位置情報)も疑いましたが、一瞬オンになってすぐ消える程度でした。こちらは問題ありませんでした。

原因1:圏外のまま「電波を探し続けて」いた

ざっくり言うと:スマホは圏外になると、つながる電波を探して呼びかけ続けます。見つからないかぎり、この呼びかけは止まりません。家の中でずっと圏外なら、一日中呼びかけ続けていることになります。

このスマホには楽天モバイルのSIMが入っていました。スマホはSIMをきちんと読み込めていたのですが、電話もデータ通信も、回線への登録が断られた状態になっていました。つまり、SIMは入っているのに圏外です。

ポケポケはWi-Fiで遊べていたので、圏外でも遊ぶのには困りませんでした。でもスマホの側は、そのあいだもずっと電波を探し続けていたわけです。今回見つかった原因の中では、これがいちばん電池を減らしていたと考えています(どれがどのくらい減らしていたかを、1つずつ測り分けたわけではありません)。

いろママ
いろママ

Wi-Fiで遊べてたから、圏外なんて気にしたこともなかったわ。

圏外のスマホが電波を探し続けて電池を使い、機内モードとWi-Fiにすると探すのが止まる仕組みの図解
圏外のまま電波を探し続けるスマホと、機内モード+Wi-Fiにしたときの違い

対策:機内モードをオンにして、Wi-Fiだけ戻す

電話として使っていない「Wi-Fiで遊ぶだけ」のスマホなら、電波を探すのをやめさせてしまうのがいちばん簡単です。

  • 手順1:画面の上から下へスワイプして、クイック設定を開きます
  • 手順2:「機内モード」をオンにします。このときWi-Fiもいっしょにオフになることがあります
  • 手順3:機内モードはオンのまま、「Wi-Fi」だけをオンに戻します

これで携帯電話の電波を探すのは止まり、Wi-Fiでのゲームはそのまま続けられます。

機内モードの注意:機内モードのあいだは、そのスマホで電話やSMSを受けられません。Wi-Fiの無い外出先ではネットも使えません。電話として使っているスマホや、お子さんの連絡用のスマホでは使わないでください。

圏外かどうかは、画面上のアンテナの表示で見当がつきます。Wi-Fiにはつながっているのにアンテナ側に「圏外」や×印が出ているなら、同じことが起きているかもしれません。

原因2:ポケポケが一日中「開きっぱなし」だった

ざっくり言うと:メモリはスマホの「作業机」です。机がいっぱいのまま作業を続けると、スマホは物を片づけたり出したりを繰り返すことになり、それだけで電池を使います。

2つ目の原因は、使い方のほうにありました。スマホの記録を見ると、ポケポケが24時間のうち99%の時間、画面のいちばん前に居続けていました。つまり、遊び終わっても閉じずに置いていたことになります。

スマホの中の様子は、次のとおりでした。

  • メモリ4GBのうち、空いていたのは79MBだけ
  • メモリが足りない分を補う場所(スワップ)も、2GBのうち1.5GBが埋まっていた
  • メモリをやりくりする処理が、休みなく動き続けていた
  • 9月16日には、Galaxyのゲーム補助機能が画面を5.7時間続けて点けたままにしていた記録があった
  • 最後に再起動してから12日たっていた
いろママ
いろママ

閉じ忘れただけで、画面が5時間以上も点きっぱなしだったってこと?

いろパパ
いろパパ

記録ではそうなってたんだ。ゲーム中は画面を消さない機能が、そのまま効き続けてたんだと思う。

さらに、ロック解除用の顔認証の仕組みが、1日の67%の時間、裏で動いていたことも分かりました。ゲーム専用のスマホなら、顔認証が無くても困ることはあまりありません。

対策:設定画面でできる4つのこと

我が家で行ったのは、次の4つです。どれも設定画面やふだんの操作だけでできます。

  • 遊び終わったらアプリを閉じる:画面下の履歴ボタン(□や縦線3本のボタン)を押して、ポケポケを上にスワイプするか「すべて閉じる」を押します。開きっぱなしにしなければ、ゲームのせいで画面が点けっぱなしになることも防ぎやすくなります
  • ゲームブースターを省電力にする:Galaxyのゲームブースターにある「ゲームパフォーマンス」の設定を、省電力寄りに切り替えました。ゲームの動きより、電池と熱を優先する設定です
  • 顔認証をオフにする:顔認証を使わない設定にしました(Galaxyなら設定の「生体認証とセキュリティ」のあたりにあります)。画面ロックはPINなどで残しておきます
  • 再起動する:電源ボタンを長押しして「再起動」。たまったメモリの使いすぎが、いったん片づきます

項目の名前や場所は、Galaxyの機種やAndroidのバージョンによって違います。見つからないときは、設定画面の上にある検索(虫めがね)で「ゲームブースター」「顔認証」と入れると早いです。

いろパパ
いろパパ

再起動はいちばん手軽な対策だよ。長く点けっぱなしのスマホほど試してほしいな。

もう1つ、画面が自動で消えるまでの時間が10分になっていたので、1〜2分に縮めるのもおすすめです。我が家ではまだ変えていませんが、設定の「ディスプレイ」→「画面のタイムアウト」から変えられます。

ゲームを開きっぱなしにしたスマホで電池を減らすことと、設定画面でできる4つの対策の図解
開きっぱなしのスマホで起きていたことと、設定画面でできる4つの対策

そもそも古いスマホでポケポケは重い?推奨スペックと比べてみた

「開きっぱなし」の影には、スマホの性能の問題もあります。ポケポケの公式の推奨環境(攻略サイトのGame8・GameWithが公式の情報として掲載)と、我が家のGalaxy A7を並べると次のとおりです。

項目ポケポケの推奨(Android)我が家のGalaxy A7
OSAndroid 7.0以上Android 10 ◯
メモリ3GB以上4GB ◯
処理性能GPUがSnapdragon 845以降、またはそれと同等Exynos 7885 ✕(届いていない)
空き容量公式の数値は無し(余裕を持たせたい)19GB ◯

メモリや容量は足りていますが、処理性能は推奨に届いていません。遊べはするものの、ゲーム中はスマホがほぼ全力で動き続けることになり、それが熱と電池の減りにつながります。スマホの中の忙しさを表す目安の数字も、対策前は常に高いままでした。

もう1つ気になったのが、電池そのものの年齢です。このスマホの電池は2019年12月の製造で、7年近く使っています。過去には電池が66.1℃まで熱くなった記録もありました。残念ながら、この機種では電池がどれだけ劣化しているかまでは読み取れませんでした。

古い電池の注意:何年も使ったスマホで、本体が膨らんで画面が浮いてきた、充電中に触れないほど熱くなる、といった様子があれば、設定で様子を見るのはやめて使うのを止めてください。電池の膨らみは設定では直りません。

対策のあと:スマホの中はここまで静かになった

ここまでの対策(と、最後の補足で書くパソコンを使った対策)をしてから再起動し、6分後のスマホの中をもう一度見てみました。

見たところ対策前対策後(再起動から6分後)
使えるメモリ空きは79MB。補う場所も2GB中1.5GB使用約900MB使える
処理を使っていたものメモリのやりくり処理が休みなく動くポケポケ(約46%)と、Androidの基本の処理だけ
携帯電話の電波圏外のまま探し続ける機内モードで探さない(Wi-Fiだけ使う)
電池の持ちまだ測れていない(下で説明します)

電池の持ちがまだ測れていないのには理由があります。スマホは電池の使いみちの記録をとっていますが、この記録は充電するとリセットされてしまうことがあります。今回は調べる前に充電していたので、「対策前にどれだけ減っていたか」の記録が残っていませんでした。

数日ふつうに遊んでから、もう一度同じ方法で記録をとり、対策の前と後を比べるつもりです。数字がとれたら、この記事に追記します。

いろママ
いろママ

なんとなく「良くなった気がする」じゃなくて、ちゃんと測るのね。

補足:パソコンが使える人向け、ADBでやった3つのこと

ここからは、パソコンとスマホをUSBでつないで操作する「ADB」を使った対策です。ここまでの設定だけでも十分なので、読み飛ばしてかまいません。ADBの準備のしかたは、以前Fireタブレットの広告をブロックしたときの記事で詳しく書きました。

【adbで解決】Fireタブレットの広告ブロック|アプリ不要
Fireタブレットの広告は、アプリを入れずにadbでPrivate DNSを設定すれば端末ごと止められます。実機2台で確認したFire OS 8の注意点や、効かない広告の見分け方、リストの選び方を元ソニーエンジニアが実測で解説します。

つなぐまでに3回つまずいた

実は、パソコンにつなぐところで3回つまずきました。同じところで止まる人が多そうなので、書いておきます。

  • 1回目:パソコンがスマホをまったく認識しない。ケーブルとUSBの差し込み口を替えて、挿し直しました
  • 2回目:「ファイル転送」としてしか認識されない。スマホの「USBデバッグ」がオフのままでした
  • 3回目:「許可」を押したのにつながらない。押していたのはファイル転送のための許可でした。USBデバッグをいったんオフにしてからオンに戻し、挿し直して、「USBデバッグを許可しますか?」という画面で許可したら、やっとつながりました
いろパパ
いろパパ

「許可」の画面が2種類あるなんて、押してみるまで気づかなかったよ。

やったこと(すべて元に戻せます)

やったこと中身元に戻すには
画面の解像度を下げた1080×2220 → 720×1480、表示倍率も420 → 280に。描く点の数を減らして、処理の負担を軽くするwm size reset と wm density reset
アニメーションを短くした画面の切り替えなどの動き3項目を、0.5倍の速さに同じ3項目を1に戻す
最初から入っていたアプリを消した使っていないFacebook本体と、いっしょに入っていた管理用のアプリ3つアプリごとに入れ直しのコマンドを打つ(下に記載)

実際に打ったコマンドは次のとおりです。解像度を下げたあとも、画面の表示が崩れていないことは目で確認しました。

# 画面の解像度と表示倍率を下げる(戻すときは wm size reset / wm density reset)
adb shell wm size 720x1480
adb shell wm density 280

# アニメーションを0.5倍に(戻すときは 0.5 を 1 に)
adb shell settings put global window_animation_scale 0.5
adb shell settings put global transition_animation_scale 0.5
adb shell settings put global animator_duration_scale 0.5

# 使っていないFacebook関連のアプリを、このユーザーから外す
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.katana
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.appmanager
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.services
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.system

# 外したアプリを戻すとき(例)
adb shell cmd package install-existing com.facebook.katana

アプリを消すコマンドは、スマホの中から完全に消すのではなく、「このユーザーからは見えなくする」操作です。そのため、あとから入れ直すことができます。とはいえ、何のアプリか分からないものは消さないでください。Androidの動作に必要なアプリを外すと、スマホが正しく動かなくなることがあります。

なお、アニメーションの速さは、パソコンが無くてもスマホの「開発者向けオプション」から変えられます。ADBの準備が面倒なら、こちらのほうが手軽です。

それでも厳しければ:買い替えるならこの目安

設定を見直しても、処理性能が推奨に届いていないことは変わりません。7年近く使った電池の劣化もあります。対策をしても電池の減りや熱が気になるなら、買い替えを考えてもいい時期です。

ポケポケを快適に遊ぶことが目的なら、高いスマホは要りません。僕が選ぶなら、目安は次の2つです。

  • 処理性能:Snapdragon 7シリーズ以上の、中くらいの価格帯のもの
  • メモリ:6GB以上(今回、4GBでもメモリがいっぱいになっていたため)

たとえば次のようなスマホがこの目安に入ります。どちらもSnapdragon 7シリーズを積んだ中価格帯のモデルです。我が家では実際にポケポケを遊んで試したわけではないので、買う前に公式の推奨環境も確認してください。

まとめ:電池の寿命を疑う前に「圏外」と「開きっぱなし」を見よう

古いスマホをゲーム専用機にしていて電池がもたないときに、我が家で分かったことは次の5つです。

  • 圏外のスマホは電波を探し続ける:Wi-Fiで遊ぶだけなら、機内モード+Wi-Fiで止められる
  • ゲームの開きっぱなしは画面の点けっぱなしにつながる:遊び終わったらアプリを閉じる
  • 使わない機能は切る:顔認証オフ、ゲームブースターは省電力に
  • ときどき再起動する:我が家は12日間再起動しておらず、メモリがほぼ満杯だった
  • 性能不足と電池の年齢は設定では直らない:それでも厳しければ買い替えの目安を持っておく
いろママ
いろママ

電池がダメになったと思ってたけど、設定で見直せるところがこんなにあったのね。

いろパパ
いろパパ

どれだけ良くなったかは、ちゃんと測ってからまた報告するよ。

「電池がもたない」と感じたら、買い替える前に、まずアンテナの表示と、アプリを開きっぱなしにしていないかを確かめてみてください。どちらも数分でできます。

よくある質問

SIMが入っていれば、圏外にはならないのでは?

そうとは限りません。我が家のスマホは、SIMをきちんと読み込めていたのに、回線への登録が断られて圏外になっていました。Wi-Fiで遊んでいると圏外でも困らないので、気づきにくいところです。アンテナの表示を一度見てみてください。

機内モードにしたら、ポケポケは遊べなくなりますか?

機内モードをオンにしたあとでWi-Fiだけオンに戻せば、Wi-Fiにつながる場所ではそのまま遊べます。我が家もその状態で使っています。ただし電話やSMSは受けられず、Wi-Fiの無い場所ではネットにつながりません。

対策で電池はどれくらい長持ちするようになりましたか?

まだ数字では測れていません。電池の使いみちの記録が充電でリセットされていて、対策前の記録が残っていなかったためです。対策直後は、使えるメモリが約900MBに増え、処理を使っているのがポケポケとAndroidの基本の処理だけになったところまで確認しています。数日使ってから測り直して、追記する予定です。

ADBを使わないと、この対策はできませんか?

いちばん怪しい原因への対策である「機内モード+Wi-Fi」と「アプリを閉じる・再起動する」は、どれも設定画面やふだんの操作だけでできます。ADBは原因を調べるのに使いましたが、対策の中心は設定画面でできるものです。アニメーションの速さも、スマホの開発者向けオプションから変えられます。

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