3COINSの「テラゾー柄2WAYお香立て」は、ふたがそのままお香立てになって、本体にお香をしまえる330円の商品です。2022年8月の発売直後に店頭から消え、我が家はやっと手に入れてから毎日のように使ってきました。
先に、残念なお知らせから書きます。2026年9月時点で、3COINSの公式通販で「お香立て」を検索しても該当する商品は0件です。テラゾー柄も、その後継も、もう定価では買えません。

え、あんなに良かったのにもう売ってないの?

うん。だから この記事は思い出話じゃなくて「代わりを選ぶときの条件表」 として書く。5ヶ月使って分かった良さと不満を、そのまま選定基準に翻訳する。
結論:もう買えない。代わりを選ぶなら見るべきは3点だけ
先に、この記事で分かることをまとめます。
| 論点 | 結論 | 根拠 |
|---|---|---|
| いま買えるか | 3COINS公式通販の「お香立て」は0件 | PAL CLOSET 実測(2026年9月) |
| 何が良かったか | 灰が本体の内側に落ちる/ふたが皿になる/お香をしまえる | 5ヶ月使用 |
| 無印のお香は入るか | 入る。ただし想定は約7cm、無印は7.9cmでほぼ余白なし | 3COINS公式・無印良品公式 |
| 不満点 | 挿し口が焦げる/燃え残りが取り出しにくい/ライターはしまえない | 5ヶ月使用 |
| 代わりになるもの | tower お香収納ケース(2,860円) | Amazon 実測(2026年9月) |
| 価格差 | 330円 → 2,860円。約8.7倍 | 同上 |
お香立ては「香りが良ければ何でもいい」と思われがちですが、毎日使うと差が出るのは香りではなく灰の落ち方と片付けやすさです。テラゾー柄が330円で優秀だったのも、そこでした。
- 灰が受け皿の外に散らない構造か
- 手持ちのお香の長さ(無印なら7.9cm)が収まるか
- 使わないときに置きっぱなしにできる見た目か
先に整理:お香立ては「灰の落ち方」で3タイプに分かれる
商品名を挙げる前に、ここを整理しておいたほうが選びやすくなります。お香立ては形が無数にあるように見えますが、灰がどこに落ちるかで3タイプしかありません。
| タイプ | 灰の行き先 | 片付け |
|---|---|---|
| 平皿型 板に穴が空いているだけ | 皿の上と、その外側 | 毎回テーブルを拭く |
| くぼみ型 挿し口がへこんでいる | ほぼ全部が内側 | 中身を捨てるだけ |
| 筒型 お香を筒の中で燃やす | 全部が筒の底 | ためて捨てられる |
安い商品に多いのが平皿型です。見た目はいちばんすっきりしますが、お香は燃えながら灰が横に落ちるので、皿の外にこぼれます。それまで使っていた無印のお香立ても、このタイプでした。
テラゾー柄2WAYお香立てはくぼみ型です。330円という価格に対して満足度が高かった理由は、デザインではなくここでした。

たしかに、こぼれるかどうかって写真じゃ分からないもんね。
通販の商品ページには灰の話がほとんど書かれていません。受け皿がくぼんでいるかどうかは、商品画像を斜めから見て判断するしかないのが現状です。
テラゾー柄2WAYお香立てはどういう商品だったのか
価格は330円(税込)、色はホワイトとベージュの2色展開でした。3COINSの公式情報では、長さ約7cmのお香を20本収納できるとされています。

「2WAY」の中身はシンプルで、上部のふたを外すと、そのままお香を挿す皿になるというものです。本体側は空洞で、お香のストックが入ります。

お香立てと収納ケースが別々だと、結局どちらかを出しっぱなしにします。これが1つにまとまっているだけで、テーブルの上のものが1つ減りました。
5ヶ月毎日使って残った「良かったところ」3つ
買った直後の感想ではなく、5ヶ月使ったあとでも残っていた良さだけを書きます。
1. 灰がトレーの外に散らない
これが最大の理由です。それまで使っていた無印のお香立ては平らな受け皿で、燃えた灰がトレーの外にこぼれます。毎回テーブルを拭くのが地味に面倒でした。
テラゾー柄は挿し口がくぼんでいるので、灰が全部お香立ての内側に落ちます。片付けは中身を捨てるだけです。


拭き掃除が1回減るって、毎日だと大きいのよね。
2. 無印のお香がそのまま入る(ただし余白はほぼない)
我が家はもともと無印のお香を愛用していて、試しに入れてみたらぴったりでした。

ここは代わりを探すときに一番効く数字なので、正確に書いておきます。3COINS公式の想定は「長さ約7cm」、無印良品のお香は7.9cmです。つまりぴったりというより、ほぼ余白なしで収まっている状態でした。
逆に言えば、内寸が8cmに満たないケースは無印のお香が入りません。「お香が収納できる」と書いてあっても、想定しているお香の長さは商品ごとに違います。
無印のお香は12本入りで490円(税込)、燃焼時間は約10分です。1本あたり約41円で、寝る前に1本という使い方ならリピートしやすい価格です。私のおすすめはゆず・白檀・金木犀ですが、割とどれもお気に入りです。
香りは、部屋の用途で分けると失敗しません。私の使い分けはこうです。
| 香り | 向いている場面 |
|---|---|
| ゆず | 食後のリビング。食べ物の匂いと喧嘩しない |
| 白檀 | 寝る前。いかにも「お香」の落ち着いた香り |
| 金木犀 | 来客前。分かりやすく良い匂いだと言われる |
燃焼時間が約10分と短いのも、実は使いやすさにつながっています。火をつけたまま出かけてしまう心配がほぼないので、寝る前に1本という使い方が気楽にできます。
3. 330円に見えない重さがある
実際に手に取るとずっしりとしていて、安っぽさを一切感じません。薄いプラスチックだと、お香を挿すときに本体が動きます。重さがあるものは片手で挿せます。
見た目も、テラゾー柄というより「石っぽい何か」として置いておけるので、使っていない時間のほうが長いアイテムとしては正解でした。
正直に書くデメリット3つ
毎日使うくらい気に入っていましたが、不満もありました。代わりを選ぶときは、ここが解消されているかを見ることになります。
1. お香の挿し口が焦げつく
公式サイトにも案内が出ていますが、挿し口のまわりが黒く焦げつきます。

洗ってもなかなか落ちません。私はズボラなのであまり気にしませんが、テラゾー柄が可愛いぶん、汚れが目立つのを残念に感じる人はいると思います。白い商品を選ぶなら覚悟がいる部分です。
2. 燃え尽きたお香が取り出しにくい
挿し口が深いぶん、燃え残りの根元が抜けにくいことがあります。

普段は灰の熱が冷めたあとにひっくり返して捨てていますが、一度だけ取り出せないことがありました。そのときはつまようじでほじくり出して無事に解決しています。

ただしほぼ毎日使って、取り出せなかったのは5ヶ月で1回だけです。頻度としては気にする範囲ではないと思います。

頻度まで書かないと「取り出しにくい」だけが独り歩きするからね。
3. ライターがしまえない
これが一番の弱点でした。お香は自分で火をつけるので、ライターかチャッカマンが必ずセットで要ります。ところが本体に入るのはお香だけで、ライターは収まりません。

「お香立てをすっきり見せる」ためのアイテムなのに、隣にライターが転がっていては台無しです。インテリア目的で買うなら、ライターごとしまえるかを必ず見てください。
ちなみに我が家ではセブンイレブンで購入した200円くらいのライターを使っています。火力が強いので簡単に火がつけられておすすめです。
補足:手入れは水洗いと「冷ましてから捨てる」だけ
デメリットを3つ並べましたが、手入れそのものは簡単です。実際にやっているのは次の2つだけでした。
- 灰は熱が冷めてからひっくり返して捨てる
- 焦げが気になったら水洗いする(落ちにくいけれど洗える)
気をつけたいのは灰が完全に冷めるまで待つことだけです。燃焼時間が10分でも、灰そのものはしばらく熱を持っています。すぐに捨てようとしてゴミ箱に入れるのは避けてください。

お香は火を使うものだから、そこだけは面倒がらずに。
いま同じものを買うには:現況と、条件を満たす代わり
2026年9月時点で、3COINSの公式通販(PAL CLOSET)で「お香立て」を検索すると「条件に一致する商品は見つかりませんでした」と表示されます。テラゾー柄はもちろん、他のお香立ても在庫がありません。
3COINSは定番商品を持たない業態なので、フリマアプリで中古を探す以外に定価で買う手段はありません。ここは諦めて、条件で選び直したほうが早いです。

330円の代わりって、そんなに都合よくあるものなの?

同じ値段では無い。ただ 「ふたが皿・本体が収納・灰が内側に落ちる」を全部満たすもの は1つある。値段は8倍以上するけどね。
3条件を全部満たすのは山崎実業のtower
山崎実業towerの「お香収納ケース」は、ふたがお香立てになり、本体にお香をしまえるという点でテラゾー柄と同じ構造です。サイズはW20.2×D7.2×H4.4cmで、価格は2,860円。
横幅が20cm以上あるので、7.9cmの無印のお香もライターも一緒にしまえます。テラゾー柄で唯一どうにもならなかった「ライター問題」は、これで解決します。
正直に言うと330円だったものに2,860円を出すのは抵抗があります。ただ、お香立ては消耗品ではありません。金額の差を使う期間で割ってみると、印象が変わります。
| 本体価格 | 5年使った場合の年あたり | |
|---|---|---|
| テラゾー柄(終売) | 330円 | 66円 |
| tower お香収納ケース | 2,860円 | 572円 |
| 無印のお香(月1箱) | 490円 / 12本 | 5,880円 |
並べてみると分かりますが、本体の差額よりお香代のほうが圧倒的に大きいです。年に500円の差で毎日の拭き掃除が消えるなら、本体はケチらないほうが得だと思います。
安く済ませたいなら、どの条件を落とすか
数百円台で探すなら、3つの条件のうちどれかは諦めることになります。落としてもいい順に並べると、こうなります。
| 条件 | 落としていいか | 理由 |
|---|---|---|
| ライターがしまえる | ◯ 落としていい | 見た目の問題だけで、使い勝手は落ちない |
| お香がしまえる | △ 箱のまま置くなら不要 | 無印のお香は箱がしっかりしている |
| 灰が内側に落ちる | × 落とさない | ここを落とすと毎日拭くことになる |
安いお香立ては「平らな板に穴が空いているだけ」のものが多く、それは買い替える前の無印のお香立てと同じ不満に戻るということです。安さを優先するときも、受け皿がくぼんでいるかだけは写真で確認してください。
まとめ:330円の名品は終売。残るのは選び方だけ
今回の記事では、3COINSのテラゾー柄2WAYお香立てを5ヶ月使った記録と、終売後にどう選び直すかをまとめました。
- 2026年9月時点、3COINS公式通販の「お香立て」は0件
- 良さの正体は「灰が内側に落ちる」こと。香りではない
- 無印のお香は7.9cm。内寸8cm未満のケースは入らない
- 3条件を全部満たすのはtowerのお香収納ケース(2,860円)
お香立ては一度買うと何年も使うものです。330円で当たりを引けたのは運が良かっただけで、次に選ぶときは条件で選んだほうが確実だと思っています。
3COINSの商品は当たり外れがはっきりしています。同じように長く使えたものは、こちらの記事にまとめています。

それではご覧いただきありがとうございました!

































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