SwitchBotのCO2測定器を購入!使い方、精度をレビュー
「冬の24時間換気、寒すぎてつい止めちゃう…」
「暖房をつけても、どこからか冷たい空気が入ってきて電気代がもったいない…」
その気持ち、痛いほどよく分かります。せっかく暖まった部屋の空気を、わざわざ外の冷たい空気と入れ替えるなんて、矛盾しているように感じますよね。
でも、その換気口を閉めたことで、こんな“不調”や“困りごと”が起きていませんか?
- 朝起きると、窓が結露でびっしょり濡れている…
- 在宅ワーク中、午後になると頭がぼーっとして集中できない…
- なんだか家族が風邪を引きやすくなった気がする…
- 部屋の空気がよどんでいて、眠気が取れない…

ドキッ…。全部当てはまるかもしれないわ。特に冬場の窓の結露は本当にひどくて、カビが生えないか心配なのよね。

実はそれ、全部「換気不足」が原因かもしれないんだ。そして、その換気不足は、僕たちの健康に想像以上の悪影響を及ぼしている可能性があるんだよ。
この記事では、なぜ換気が必要なのか、その科学的な根拠から解説し、「寒さ」と「健康」を両立する賢い換気術を徹底的にお伝えします。
特に、室内の空気の状態を“見える化”するガジェット「SwitchBot CO2センサー」を使った、もう勘に頼らない、データに基づいた換気コントロール術は必見です。
第1章:なぜ換気が必要?CO2濃度「1000ppm」が健康の分かれ道
「換気って、コロナ対策でしょ?もうそこまで気にしなくても…」
そう思っているなら、それは大きな誤解です。換気の最も重要な目的は、私たちが呼吸で吐き出す「二酸化炭素(CO2)」の濃度をコントロールすることにあります。
あなたの家の空気は大丈夫?換気不足がもたらす5つの深刻リスク
閉め切った部屋では、CO2濃度は驚くほどのスピードで上昇します。そして、目に見えないCO2が、私たちの体に様々な悪影響を及ぼすのです。
【リスク①】眠気・集中力低下・頭痛
建築物衛生法や厚生労働省が定める、健康的な室内空間のCO2濃度基準は「1000ppm以下」。
僕が実際に6畳の部屋を閉め切り、一人で過ごしてみたところ、わずか30分で1000ppmに到達し、2時間後には1500ppmを超えました。
CO2濃度が1500ppmを超えると、眠気や頭痛、倦怠感を感じ、集中力が著しく低下することが科学的に証明されています。「在宅ワークでなぜか捗らない」「子供が勉強に集中できない」その原因は、部屋のCO2濃度かもしれません。

【リスク②】結露・カビの発生
換気不足は、人の呼吸や料理、入浴で発生した水蒸気を室内に閉じ込めます。逃げ場を失った湿気は、冷たい窓で冷やされ、びっしりと結露に。
これを放置すれば、アレルギーの原因となるカビやダニの温床となってしまいます。
【リスク③】ウイルス・アレルギー物質の滞留
閉め切った空気中では、ウイルスや花粉、ハウスダストがいつまでも漂い続けます。
冬に家族の一人が風邪を引くと、あっという間に全員にうつってしまうのは、換気不足で室内のウイルス濃度が高まっているからです。
【リスク④】シックハウス症候群
建材や家具から揮発する化学物質(ホルムアルデヒドなど)が室内に蓄積し、目のかゆみや頭痛を引き起こすシックハウス症候群。
これも、換気不足が大きな原因です-。
【リスク⑤】子供への影響
体の小さい子供は、大人よりも呼吸量が多く、空気の質の影響をより受けやすいとされています。
特に勉強部屋のCO2濃度管理は、お子さんの学習効率と健やかな成長のために非常に重要です。
「高気密高断熱」の家ほど、計画的な換気が“命”

最近の家は性能が良いから、隙間風なんてほとんど入ってこない。だからこそ、機械による「計画的な換気」が絶対に必要になるんだ。
2003年以降に建てられた住宅には、24時間換気システムの設置が法律で義務付けられています。これは、「家を密閉するなら、機械で強制的に空気を入れ替えなさい」という国からの命令です。
「寒いから」と下のような給気口を閉じてしまう行為は、このシステムの命綱を自ら断つようなもの。絶対にやめましょう。

第2章:“勘”に頼らない換気術。「SwitchBot CO2センサー」という解決策
「換気の重要性は分かった。でも、一体いつ、どれくらい換気すればいいの?」
その答えは、「空気の“見える化”」にあります。
【結論】空気の“見える化”が全てを解決する
これまで「なんとなく空気がよどんでる気がする」という“勘”に頼っていた換気。それを、CO2濃度という“客観的なデータ”に基づいて行う。これが、賢い換気術の結論です。
CO2センサーを置けば、
- 今のCO2濃度、温度、湿度がひと目でわかる
- 1000ppmを超えたらアラームで知らせてくれる
- 無駄な換気を減らし、必要なタイミングでだけ換気できる
という、合理的で快適な換気ライフが手に入ります。
【今すぐチェック】あなたの家の“空気”、本当に大丈夫ですか?
ここまで読んで、「うちの空気、もしかしてヤバいかも…」と少しでも不安になったあなたへ。
その不安、まずは“知る”ことから解決しませんか?

僕もこのSwitchBot CO2センサーを置くまで、自分の家の空気がどれだけ汚れているかなんて、考えたこともなかった。でも、数値として目の当たりにした時の衝撃は、今でも忘れられないよ。
「なんとなくダルい」の原因が、実はCO2濃度だったと知った時のように。
あなたの家の「見えない問題」を解決するための、最強のパートナーをご紹介します。
あなたに最適なのはどっち?
【STEP1:空気の見える化】まずはこれから!「SwitchBot 温湿度計付きCO2センサー」
これは、単なるCO2測定器ではありません。あなたの家の「空気のコンディション」を24時間見守ってくれる、小さな家庭教師です。

これ、ただ数字が出るだけじゃなくて、大画面で時計や天気予報も表示されるから、リビングに置いてあっても全然邪魔にならないのよね。むしろおしゃれ!
【この一台で、生活はこう変わる】
- “勘”が“確信”に変わる: リビングのテーブルに置いておけば、CO2濃度、温度、湿度がパッとひと目でわかります。「なんだか空気悪いな…」が「あ、今1200ppmだ。換気しよう!」という具体的なアクションに変わります。
- 換気のタイミングを逃さない: CO2濃度が設定値(例: 1000ppm)を超えると、本体のアラームとスマホへの通知で知らせてくれます。もう、換気のし忘れはありません。
- 家の“癖”がわかる: スマホアプリを見れば、過去のデータが美しいグラフで一目瞭然。「寝室は夜中に2000ppmを超えているな…」「リビングは夕食後に急上昇するな」といった、あなたの家の空気の癖が丸わかりに。これが、対策を立てる上で非常に役立ちます。

- 健康管理の新しい指標に: 「快適指数」や顔マークで、今の空気が快適かどうかを直感的に教えてくれます。お子さんやお年寄りがいるご家庭では、熱中症や乾燥対策の強力な指標にもなります。

正直、7,800円でこの機能は“価格破壊”レベル。僕が血眼になって精度を検証した結果は、先ほどお伝えした通り。まずはこの一台で、あなたの家の空気環境を知ることから始めてみてください。世界が変わりますよ。
【STEP2:空気の自動化】さらに快適な未来へ「SwitchBot ハブ3」

CO2センサーだけでも十分便利だけど、ハブっていうのもあるの?なんだか難しそう…。
CO2センサーが「空気の状態を知らせてくれる先生」だとしたら、この「ハブ3」は、「知らせを受けて、自動で家電を動かしてくれる執事」のような存在です。
CO2センサーだけでも十分に価値はありますが、もしあなたが「換気すらも自動化したい」「未来の家に一歩近づきたい」と考えるなら、このハブ3がその夢を叶えてくれます。
【ハブ3との連携で、こんな未来が実現する】
- 全自動換気システム:
「CO2濃度が1000ppmを超えたら、ハブがエアコンに信号を送って“換気モード”をONにする」
「濃度が800ppmに下がったら、自動で暖房に戻す」
…なんていう、まるで高級ホテルのような空調管理が、あなたの家で実現します。 - 視覚的なアラート:
「寝室のCO2濃度が1500ppmを超えたら、ハブに連携したスマート電球が赤く光ってお知らせ」
…音を立てずに、危険を知らせることも可能です。 - 外出先からの遠隔操作:
「外出先から、ペットがいるリビングの温湿度をチェック。暑そうならハブ経由でエアコンのスイッチを入れる」
…ハブ3自体にも温湿度計が内蔵されているので、家の環境を常にリモートで見守れます。

ハブ3は、家中の赤外線リモコン(エアコン、テレビ、照明など)をスマホ一つにまとめてくれるスマートリモコンでもあるんだ。CO2センサーとの連携は、その数ある機能の一つに過ぎない。ガジェット好きなら、間違いなく“沼”にハマる逸品だよ!
【独自検証】SwitchBot CO2センサーの精度は本当に信頼できる?

空気の見える化って面白そうだけど、正直、こういうガジェットってちゃんと正確に測れるものなの?安いやつって、結局おもちゃみたいなものだったりしない?

鋭い!実はそれ、CO2センサー選びで一番重要なポイントなんだ。僕も買う前にめちゃくちゃ調べたんだけど、この世界、かなり闇が深くてさ…。
市場に溢れる“偽物”センサーの罠
素晴らしい疑問です。実は今、AmazonなどのECサイトには、CO2濃度をまともに測定できない“偽物”のセンサーが大量に出回っています。
コロナ禍で換気の重要性が叫ばれた後、中国製の安価な製品が急増したのですが、その多くがCO2を測定する機能を持っていない、ただの「それっぽい数字を出すだけの箱」だったのです。
- CO2以外のガスに反応: アルコールティッシュで拭いただけで、数値が爆上がりする。
- そもそもセンサーが違う: 本来必要な「NDIR方式」ではなく、安価なガスセンサーで代用している。
厚生労働省がわざわざ警告を出すほどの深刻な問題で、安易に「安くて高評価だから」と飛びつくと、全く意味のないおもちゃを買うことになってしまいます。
参考:CO2センサーの粗悪品に関するニュース
精度を決める「NDIR方式」とは?
正確なCO2測定に必須とされるのが「NDIR(非分散型赤外線)方式」というセンサーです。
これは、赤外線がCO2分子に吸収される性質を利用して、空気中のCO2濃度だけをピンポイントで測定する、非常に信頼性の高い方式。
さらに、その中でもセンサーのズレを自動補正する機能を持つ「二波長(デュアルビーム)方式」は、より高価でプロ仕様とされています。
ガジェット好きの血が騒ぐ!自腹3機種ガチンコ比較レビュー

SwitchBotもNDIR方式を採用しているけど、他の高級機と比べてかなり安い。本当に信頼できるのか…?ガジェット好きとして、これはもう、自分で確かめるしかないだろう!と。
というわけで、僕はNDIR方式を採用しているCO2センサー3機種をすべて自腹で購入し、その精度を徹底的に比較検証することにしました。

【今回の比較メンバー】
- 【横綱】C.H.Cシステム マーベル001: 定価22,000円。経済産業省のガイドラインにも適合した「二波長方式」のプロ仕様機。まさに今回の基準となる存在。
- 【大関】カスタム CO2-mini: 実売約8,000円。こちらも高精度な「デュアルビームセンサー」を搭載し、信頼性は折り紙付き。
- 【挑戦者】SwitchBot CO2センサー: 実売約7,800円。NDIR方式だが、定期的な校正が必要なため、おそらく「一波長方式」。スマホ連携という武器を持つが、基本性能はいかに?
【検証方法】
閉め切った6畳の部屋に3台を並べ、僕が一人で5時間ひたすら過ごす。僕の呼吸によって、部屋のCO2濃度がどう変化していくかを、3台同時に測定し続けました。

5時間も部屋にこもって、数字が上がっていくのをニヤニヤ見てたのよね…(笑)。
【驚きの結果】SwitchBotは高級機に肉薄!驚異のコストパフォーマンス
そして、5時間にわたる地道な測定の結果が以下の表とグラフです。


【分かったこと】
- SwitchBotのセンサーは、他の2機種と比べて常に少し高めの数値を示しましたが、その上昇・下降のトレンドはほぼ完全に一致しました。
- 健康基準である「1000ppm」を超えるタイミングや、危険水域である「1500ppm」に達するタイミングも、3機種ともほぼ同じでした。

正直、これには驚いたよ!2万円以上する高級機と、8千円弱のSwitchBotで、実用上の精度にほとんど差がなかったんだから。
絶対的な数値の精密さでは二波長方式の高級機に軍配が上がります。
しかし、私たちが知りたいのは「今、換気すべきか?」というタイミング。その判断基準となるアラートを鳴らす性能において、SwitchBotは全く遜色がなかったのです。
7,800円という価格で、この精度、そしてスマホアプリでのデータ管理機能、他のSwitchBot製品との連携による自動化まで可能なことを考えると、そのコストパフォーマンスは驚異的としか言えません。
結論:SwitchBot CO2センサーは、家庭で使う測定器として、十分に信頼できる製品です。
第3章:実践!「寒くない」24時間換気とスポット換気の使い分け
ここからは、SwitchBot CO2センサーを活用した、具体的な「寒くない」換気術です。
基本は「24時間換気」を止めないこと。給気口の“微調整”で寒さを和らげる
大前提として、24時間換気システムは絶対に止めないでください。
「でも寒い!」という場合は、給気口を完全に閉めるのではなく、開度を調整しましょう。多くの給気口は、フタを回すことで開閉度を調整できます。

真冬の寒い日は、全開じゃなくて30~50%くらいに絞るだけでもOK。完全に閉めなければ、最低限の空気の流れは確保できるからね。
CO2センサーのアラームが鳴ったら「スポット換気」

24時間換気は、あくまで家全体の空気をゆっくり入れ替えるもの。人が長時間いるリビングや寝室では、それだけではCO2濃度が上昇しがちです。
そこで活躍するのがSwitchBot CO2センサー。
- アプリで「CO2濃度が1000ppmを超えたらアラーム」と設定。
- アラームが鳴ったら、5~10分だけ窓を開けて「スポット換気」。
- CO2濃度が800ppm以下に下がったら窓を閉める。
たったこれだけ。データに基づいて、必要な時だけ、短時間換気する。これが、寒さを最小限に抑えつつ、空気をクリーンに保つ最も賢い方法です。

なるほど!これなら無駄に部屋を冷やしすぎなくて済むし、換気のし忘れもなくなるわね!
場所別の換気のコツ(リビング・寝室・子供部屋)
- リビング: 家族が集まる時間はCO2濃度が急上昇。1~2時間に1回はスポット換気を意識しましょう。
- 寝室: 就寝中はCO2濃度が最も高くなる場所。寝る前に10分換気するだけで、睡眠の質が向上します。朝起きた時の頭の重さが、きっと軽くなるはずです。
- 子供部屋: 勉強中の集中力を維持するため、1時間に1回の換気を習慣づけましょう。CO2濃度のグラフをお子さんと一緒に見るのも、良い教育になります。
まとめ:SwitchBotで賢く換気して、快適で健康な冬を過ごそう
「24時間換気は寒い」
その悩みは、「勘」に頼った非効率な換気が原因でした。
この記事でお伝えしたように、SwitchBot CO2センサーで「空気を見える化」し、「24時間換気の継続」+「データに基づくスポット換気」を組み合わせることで、もう「寒いから」という理由で、あなたや家族の健康を犠牲にする必要はなくなります。

今年の冬は、賢く換気して、結露やカビ、そして原因不明の眠気や頭痛から解放されよう!
まずは、あなたの家の“空気”が今、どんな状態なのかを知ることから始めてみませんか?
SwitchBot CO2センサーを置けば、これまで見えなかった世界の扉が開くはずです。
【今すぐチェック】あなたの家の“空気”は大丈夫?
SwitchBot 温湿度計付き CO2センサー
- CO2濃度、温度、湿度をリアルタイムで表示
- スマホアプリで過去のデータをグラフ化
- 設定値を超えるとアラームでお知らせ
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